世帯貯蓄が4年連続で増加というけれども

世帯年収が4年連続で増加しているとのことで、その平均値が1820万円だというではないか。このニュースを聞いて驚いた人は全国民の何割くらいに至るのだろうと思わずにはいられなかった。この増加の背景には、国民が自分たちの将来を不安視し、節約にせっせと励んでいるということが書かれていた。やはり年代が上がれば上がるほど貯蓄率は高いようで、60歳を超えている層では2,300万円超が平均値というではないか。しかし、その一方で60歳以上の貧困率も増えている点は見逃すべきではないと思う。

このニュースをみて、まず最初に思ったのがこの統計をどういう角度でみるのが正しいのだろうかということである。そもそも平均を引き上げているのは比較的年収の高い都市圏の一部の人間ではないだろうかとも思わずにはいられない。都会と地方との年収差はいまだにかなりあると思われるからだ。そして、何よりも気を付けて見なければいけない点は平均値ではなく中央値であろう。つまり、上位所得者から下位所得者を順に並べたときのちょうど真ん中にくる金額は1,064万円なのである。つまり、この1,820万円という平均値はそれほど目安にならないということがわかるのではないだろうか。一部の富裕層が平均値をぐんと押し上げていると捉えることができる。

このように、貯蓄平均値が高いからと言って必ずしもその情報を鵜呑みにして焦る必要はないと私は思っている。

4年連続増=過去最高1820万円―16年キャッシング 審査

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